スポンサーリンク

【心の怪盗団参上】ペルソナ5 ザ・ロイヤル【ゲームレビュー】

ペルソナ5ロイヤル アイキャッチ ゲームレビュー
ゲームレビュー

TAKE YOUR HEART!

人気RPGシリーズのペルソナ5ザ・ロイヤルの紹介です。

2016年に発売されたペルソナ5の追加要素などを
すべて盛り込みリマスターした完全版です。

ペルソナシリーズ自体は知っていましたが、
初代の女神異聞録ペルソナはゲーム性が合わずにやめてしまい、
それ以降は、全くプレイしていませんでした。

プレイスタイルの全く違う友人に激推しされ、
なんかハズしそう…」と思いつつ購入しましたが、
これがなんと激ハマりして、記事作成時点で4周目のプレイをしています。

恐らく40年近いゲーム人生の中で、
もっともハマったゲームだと思います。

ストーリー重視でムービー多めのゲームが嫌いな私が、なぜ激ハマりしたのか?
私の心も盗んでいったペルソナ5 ザ・ロイヤルを紹介していきます。

このレビュー記事は、Nintendo Switch版を基に作成しています。

スポンサーリンク

基本情報

販売メーカーATLUS(アトラス)
ジャンルRPG
対応機種PlayStation 4
Xbox
Microsoft Windows
PlayStation 5
Nintendo Switch
発売日2022年10月21日
価格通常版 8,800円(税別)
限定版 13,800円(税別)
その他
スポンサーリンク

ストーリー

主人公の高校生がひょんなことから、
ペルソナを使えるようになり、悪人に精神世界に侵入し改心させる。

やがて仲間も増え怪盗団を結成し、悪人を改心させ続けるが、
やがて巨大な悪と対峙することとなる。


すさまじく大雑把ですが、こんな感じのストーリーです。

ストーリーのポイント

全体的に推理小説を読んでいるような雰囲気でした。

主要キャラクターは、個性的なメンバーばかりで
ボイス付きで喋りまくりです。

全体的にネタをたっぷり含んでコミカルに進みますが、
しっかり感動するシーンもあり、かなり作り込まれたストーリーだと感じました。

ストーリーを楽しむには、ぜひネタバレ無しでプレイして頂きたいところです。

正直なところ、攻略サイトなどでネタバレしても、
えっ!?なんで?なんで???」となるはずです。

というか、仕込まれたネタが多すぎて、
攻略サイトを見たくらいで、ネタバレとは言えない
です。

終盤には、「えっ?ゲームオーバー??」となる、
プレイヤーを騙すトリックも仕込まれています。

マルチエンディングとなっていて、
真のエンディングと言われているものにたどり着くのは容易ではありません。

さらにクリア後に周回を始めると、色々な気付きがあります。

ストーリー上、重要なポイントにまだ出てきていないキャラが見切れていたり
クリアで明かされた謎の伏線がしっかり張られているが分かります。

仲間たちとの関係も、会話の選択肢によって大きく変化したり、
言い回しが変わったりするので、一周しかしないのは非常にもったいないです。

私的にはストーリーを2回見るなんて、あり得ないことなのですが、
2周目以降も気になるシーンで早送りを止めて思わず見入ってしまうという、
不思議な中毒性を帯びています。

スポンサーリンク

ゲームシステム

大きく分けると2つのパートで構成されています。

  • 学生ライフ(イベント・ムービー部分)
  • 怪盗ライフ(RPG部分)

初回クリア時間は、120時間ほど
プレイ時間の7割ほどが、学生ライフの部分になっています。

正直なところ、プレイ開始当初は、絶対合わないと感じたほどです。

学生ライフ(イベント・ムービー部分)

普段であれば嫌いなイベントやムービー部分ですが、これがとにかく面白かった
今までの自分としてはあり得ないのですが、
2周目以降はRPG部分を飛ばしてプレイできないかな?と思ったほどです。

渋谷や新宿などの街並みが細かく作り込まれており、
駅の構内は、初見だとかなり迷うこと確実です。

街並みのちょっとした広告やポスターなども、
季節や時間帯などで変化するこだわりようとなっています。

学生らしいイベントを始めとして、
仲間や協力者との信頼を深めるコープ活動や、
体や知識を鍛えるスポーツジムや読書など…

ほとんどがテキストベースで進むのですが、
RPG部分で有利になるアビリティやスキルが習得できます。

その過程のイベントなどでキャラの個性が炸裂しており、
女性キャラが多いので、きっと好きなタイプが一人はいるはずです。
(女性プレイヤーの方…すみません…)

女性キャラに関しては、信頼を得ることで恋人関係になることもできます。
一途な恋をするもよし、複数人と関係を持ちハーレムプレイをするもよし…

恋人関係になると特別なイベントを見ることが出来るのですが、
これがたまらんほど可愛らしく、キュンとするイベントばかりです。

恋人関係の特別なイベントは、一周で一人分しか見ることができないので、
何周もプレイすることになると思います。

その他のちょっとしたイベントでも、選択肢を変えると反応が変わったりと
とても一周では体験しきれない楽しみがあります。

一日に行動できる回数が決まっているので、
計画的に進めないと思うどおりにはなりません。

怪盗ライフ

ゲーム的な部分のメインであるRPGパートです。

プレイ時間的には、全体の1/3くらいなので、
おまけ部分ということになるんでしょうか…

このゲームには、フィールドというものが存在しません
ゲーム全体でパレスという精神世界のダンジョンが数か所あるだけです。

しかも、攻略後のパレスには侵入できません。

一般的なRPGとはかけ離れていますが、
個人的にハマったポイントを紹介していきます。

とにかく全てがスタイリッシュ

何と言ってもまずこれです。

音楽や動作・カット割りやエフェクトなどなど…
全てがスタイリッシュでカッコいいのです。(個人の感想です)

特に音楽が最高で、まさに怪盗と感じられる曲調となっています。

ダンジョンはシンボルエンカウント(敵が見えている)なのですが、
隠れながら飛びかかり戦闘を仕掛けたりと、怪盗らしい動作がとにかくかっこいい。

パレス内の移動時に使うワイヤーが、かなりスタイリッシュです。

謎解きダンジョン

パレス攻略は以下の流れになっています。

  • 悪人の心(パレス)に進入
  • パレスのコア「オタカラ」へのルートを確保
  • 現実世界で本人に予告状出して危機を認知させる
  • 実体化したオタカラを盗み出す
  • 本人は改心してパレス崩壊

このような流れになっています。

このパレスが謎解きになっており、
簡単なものから頭を使うものまで、さまざまな仕掛けが施されています。

オタカラまでのルートは、かなり複雑に入り組んでいますが、
ルートを開拓していくことで、ショートカット出来るようになります。

奥深く爽快な戦闘システム

  • 弱点・耐性・無効・反射など多彩な属性システム
  • ダウンを取ると連続攻撃できるバトンタッチ
  • 状態異常の敵に特定攻撃で大ダメージのテクニカル
  • 倒すと爆発する凶魔
  • 一撃必殺のSHOW TIME
  • 仲間全員で行う総攻撃

などなど多彩な戦闘システムが用意されています。

難しすぎて理解できなくても大丈夫です。
これらのシステムを使わなくてもクリアは可能です。

ただ、理解して使いこなすと、とんでもないダメージを叩き出せたり、
カッコいいエフェクトが見れたりと、さらに楽しくなること間違いなしです。

難易度設定もできて、ゲーム中でも変更できるので、
難しいと感じた方は、イージーでプレイするのをオススメします。

ペルソナ(女神転生含む)シリーズ初体験の方に、一つ注意点があります。

他のRPGであまり見ない属性の反射です。
例えば、炎反射の敵に炎の魔法で攻撃すると、
反射して自分がダメージを受けるといった具合です。

魔法だけなら良いのですが、
このゲームでは通常攻撃(物理属性)も容赦なく反射してきます。

うっかり攻撃して、即ゲームオーバーなんてことが何度かありました(笑)

主人公が倒れると、即終了で最後にセーブしたところまで戻されるので、
初めて見る敵を攻撃するときは、慎重に攻撃したほうが良いでしょう。

ちなみに、このゲームにオートセーブは存在しません…

魅力的な悪魔達 ペルソナ

ペルソナシリーズといえばこれ。
タイトルにもなっているペルソナです。

このペルソナは、キャラのほとんどの能力を決定する重要な存在で、
基本的には一人一体が専属で憑依しています。

各ペルソナ毎に属性耐性やスキルなどが違うので、
キャラごとの個性が生まれます。

イメージとしては、
守護霊?
ジョジョの奇妙な冒険のスタンド?
といったところです。

女神転生時代は、仲魔と呼ばれた悪魔や神様達なのですが、
このシリーズではペルソナと呼ばれています。

ギリシャ神話や世界各地の神様や悪魔達がたくさん出てきます。

ペルソナ合体

ペルソナは基本的に一人一体と説明しましたが、
主人公は特殊能力で、複数のペルソナを扱うことができます。

さらにペルソナシリーズの特徴的なシステムとして、
敵と交渉をすることができます。

交渉に成功すると、アイテムやお金をもらえたりするのですが、
うまくいくと敵モンスターが仲間になってくれることがあります。

交渉で仲間にしたモンスターたちは、主人公の特殊能力により、
切り替えながら戦うことができます。
主人公一人で、さまざまな戦い方ができるようになるのです。

仲間がたくさん増えてきたら、合体をさせて更に強くしていきます。

合体には色々種類があり、
3体以上で合体させたり、ペルソナを生贄にアイテム化したり、
合体中事故が起こって予想外のペルソナが生まれたりとバラエティに富んでいます。

合体を使った最強ペルソナ作りは、奥深いやりこみ要素となっています。

スポンサーリンク

残念だった点

正直なところ、ほとんど無いのですが、
強いて言えば早送り機能がちょっと弱いところですかね。

2周目以降は、さすがに会話などを早送りするのですが、
見たことのない会話なども、容赦なく早送りしてしまうので見逃しが発生します。

とんでもない数の会話やイベントがあるので、仕方ないかとは思いますが、
あるとちょっと良かったかなと思います。

スポンサーリンク

まとめ

私のゲーム人生で、しばらくNo.1であろうゲーム
ペルソナ5 ザ・ロイヤルいかがでしたでしょうか。

個人的には、これを超えるゲームはしばらく現れないと確信しています。

このゲームを誰かに紹介すると考えた時に、ジャンルに困りました。
素直にRPGとは言えないし、じゃあなんなの?と言われても答えにくいです。

スタイリッシュでカッコいいRPGがおまけで付いている、
作り込まれたストーリーや仕掛けを楽しむゲームとでも言うのでしょうか…

プレイできる部分もある長編のアニメを見ているという表現が一番近いですかね。

とにかく一言では言い表せないシステムを持ったゲームです。

続編のレビュー記事はこちら