ペルソナ5から半年後、あの怪盗団が再結成する。
今回紹介するゲームは、
Nintendo Switch版 ペルソナ5スクランブル ファントムストライカーズです。
今作は、アクションRPGとなっており、
開発には無双シリーズで有名な、オメガフォースも携わっています。
クリア時間は、40時間ほどで前作に比べるとかなり控えめですが、
一般的なゲームとしては、それなりのボリュームとなっています。
ニンテンドーストアには、体験版もあるのでぜひ試してみてくださいね。
前作ペルソナ5ザ・ロイヤルのレビューはこちら
この記事は、Nintendo Switch版プレイ後に作成しています。
基本情報
| 販売メーカー | ATLUS（アトラス） |
| ジャンル | アクションRPG |
| 対応機種 | PlayStation 4 Microsoft Windows Nintendo Switch |
| 発売日 | 2021年2月20日 |
| 価格 | 通常版 8,800円 限定版 13,800円 |
| その他 |
ストーリー
東京を去った主人公が、怪盗団の仲間たちと夏休みを楽しむため、
久々にルブランに集合する。
キャンプや旅行の計画を立て、準備中に崩壊したはずの精神世界に迷い込む。
全国で謎の改心事件が起こっていることを知り、
またしても事件に巻き込まれてしまうのであった。
ストーリーのポイント
ペルソナ5らしいコミカルなネタ満載のストーリー進行ですが、
ペルソナ5をプレイしていないとわからないものが多く、
前作を未プレイの方には、面白さ半減といったところです。
個人的には、前作よりも感動ポイントが非常に多かったです。
歳のせいで涙もろくなったのもありますが、
何度見てもボロボロと涙を流してしまうシーンがいくつかあります。
クリア後も、「もっと続きを作ってくれないかなぁ」と思ってしまいました。
ゲームシステム
今作でも日常生活とジェイル（異世界）を行き来するのですが、
夏休み中ということもあり、学生生活はありません。
日常生活のほとんどが、事件の調査になっています。
さらに、前作であった一日の行動制限がないので、
思う存分動き回ることができます。
事件の調査もすぐに終わるため、ほとんどがジェイルで過ごすことになります。
ジェイル探索
メインのジェイル探索は、アクションになっており、
敵が表示されているシンボルエンカウント方式となっています。
シンボルに触れると、リアルタイムで戦うアクション戦闘となります。
一般的な無双ゲームとは、かなり違うので注意が必要です。
操作は若干複雑になっていて、
アクション初心者にはちょっとハードルが高いかもしれません。
前作のような謎解きの要素はほとんど無く、
ジェイル攻略は、アクションを重視した作りとなっています。
戦闘システム
アクションは、一般的な無双シリーズと同じで、
弱攻撃と強攻撃の回数を組み合わせて大技を出す方式です。
敵は大群で出現するので、無双の爽快感を味わうことができます。
ペルソナを召喚して攻撃もできますが、
スキル選択中は時間が止まるので、ゆっくりと選ぶことができます。
前作にあった、テクニカルやワンモア・SHOW TIMEなども採用されていて、
しっかりとペルソナ感を感じることができます。
アクションゲームらしい動きも加わっており、
障害物や地形を利用した攻撃方法も追加されています。
ペルソナ合体
もちろんペルソナ合体や強化も可能で、
合体を繰り返すと発生する「力の蓄積」によってパラメータ強化もできます。
前作にあったスキルの継承も可能ですが、
ほとんどのスキルがスキルカードとして入手できるので、
思い通りのペルソナ作成もちょっとだけ楽になっています。
ただし、スキルカードの入手は運の要素が非常に強いです。
前作と比べて、ペルソナの種類が大幅に減っていて、
ファンとしては結構残念なポイントです。
やりこみ要素 難易度RISKY
今作でもイージーからハードと難易度設定は出来るのですが、
最高難度のRISKYは異次元の難しさとなっています。
ハードまでクリアできたデータでも、
ペルソナの構成やスキル、テクニカルなどの戦闘システムも考えないと、
序盤のザコ敵でも苦戦する難易度です。
しかも、一度プレイを始めるとクリアするまで難易度変更ができなくなるので、
下手をすると行き詰まる可能性が高い、高難度モードとなっています。
レベルやある程度の所持品を持ったまま周回プレイできるので、
何周かプレイしてからセーブデータを残して挑戦したほうがいいでしょう。
私としては、色々考える工程が非常に楽しかったのですが、
ストーリーだけを楽しみたい人は、無理してプレイする必要はないと思います。
ちなみに、最強武器はRISKYでしか入手できません。
残念だった点
Nintendo Switchのパッケージ版での話ですが、
ロード時間が非常に長いです。
特に、ジェイルに潜入するときが長く、
広めのジェイルに入るときは、30秒以上かかっていました。
もう一点は、
前作と比べるとゲーム画面やムービーの画質が荒く感じることです。
慣れてしまえば気にならないのですが、
初めは結構気になりました。
両方ともハード面の話なので、どうしようもないのですが…
ギャラリー機能が無いこともちょっと残念でした。
キャラゲーなので、ムービーや画像などを見れる機能は欲しかったですね。
ファンならオススメ
前作にハマった方なら文句なくオススメのゲームです。
極端にアクションが苦手とかでなければ楽しめるはずです。
ストーリー中も、前作で出てきたネタがごっそり出てきますし、
新キャラのソフィアも、かなりいい味を出しています。
だんだんストーリーの謎が解けていくと、感動することは間違いないと思います。
そして、異次元の難しさRISKYにも、ぜひ挑戦して頂きたい。
ニンテンドーストアに体験版もあるので、購入前に必ずプレイしてみてくださいね。
（本音を言うと、体験版プレイ時はハズしそうな予感がしてました…）
それでは、IT’S SHOW TIME！！
