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【リマスター版】ペルソナ4ザ・ゴールデン【ゲームレビュー】

ペルソナ4 アイキャッチ ゲームレビュー
ゲームレビュー

人気RPGシリーズのペルソナ4ザ・ゴールデン リマスター版の紹介です。

2012年に発売された作品のリマスター版です。

友人に勧められ、激ハマりしたペルソナシリーズも、
ペルソナ5・ペルソナ3の順でプレイし、三作目となりました。

クリア時間は70時間ほど。
一言でいうと、「学園生活シミュレータ+RPGな作品」です。


オープニングからノリの良い音楽で始まり、
全体的に笑えるネタをたくさん盛り込んだ明るい雰囲気でした。

ストーリーやキャラクターにハマらないと、
全く楽しさを感じない作品かもしれません。

それでは、紹介していきましょう。


このレビュー記事は、Nintendo Switch版を基に作成しています。

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基本情報

販売メーカーATLUS(アトラス)
ジャンルRPG
対応機種PlayStation 4
Xbox
Microsoft Windows
Steam
Nintendo Switch
発売日2023年1月19日
価格1,980円
その他ダウンロード販売のみ
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ストーリー

両親の都合で一年間、叔父の家に居候することになった主人公。
転入した高校で、奇妙な噂を耳にする。

雨の夜、午前0時に消えたテレビを見つめると運命の相手が映る

マヨナカテレビと呼ばれるこの噂を確かめると、
奇妙な異世界の存在を知ることとなる。

さらに、時を同じくして発生していた連続殺人事件との関連性にも気づく。

異世界でペルソナ能力に覚醒した主人公たちは、
大きな事件へと巻き込まれていくことになる。

ストーリーのポイント

高校2年生の一年間を体験しながら、
事件の真相究明する推理小説のような感じになっています。

マルチエンディングになっており、
真犯人を見つけたと思っても、新たな疑問が浮上してきて、
なかなか真相にたどり着けないストーリーになっています。

疑問を解決するごとにダンジョンが増えるので、
クリアまでのプレイ時間に大きな差があります。

ネタバレ無しの方が楽しめると思いますが、
攻略サイト無しで真のエンディングに到達するのは、かなり厳しい気がします。

全体的には、明るいノリになっており、数多くネタも仕込まれています。
暗かったペルソナ3に比べると、格段に明るい雰囲気になっています。

あと、少しだけ下ネタ?艶っぽいネタ?が多いように感じます。

個性的なキャラクターがたくさんいますが、
個人的には、従妹の菜々子ちゃんが可愛すぎてツボでした。
こんな妹が欲しかった・こんな娘が欲しいと思ってしまいました。

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ゲームシステム

大きく分けると2つのパートで構成されています。

  • 学生生活(イベント・ムービー部分)
  • マヨナカテレビ(RPG部分)

最短のバットエンドクリアで、プレイ時間は45時間ほど
真のエンディングまでなら、70時間ほどです。

ムービーやイベントをスキップすれば、
クリア時間は半分以下になります。

プレイ時間の8割ほどが学園生活の部分になっています。
操作できてこそゲームと考える私には合わないと思うゲームシステムですが、
キャラクターやネタにハマり楽しくプレイできました。

ただ学園生活シミュレーション要素が強すぎて、
素直に「RPGです」と言い切れないのは、他のペルソナシリーズと同じです。

学生生活(イベント・ムービー部分)

シリーズお決まりの、放課後と夜の2回行動できる学生生活部分。

ショップで買物をしたり、施設を利用したりと、
いろいろな事ができるパートです。

ペルソナ3ではカーソルで選択する方式だった街の散策も、
実際にキャラを操作して行動することが可能になっています。

ペルソナ3や5と比べても、学生生活部分は長く感じました。

ボイスもたくさん収録されており、ネタも多いので楽しめましたが、
ハマらないとかなり苦痛を感じるのではないでしょうか。

スキップ機能はあるので、飛ばしてしまうのも手ですが、
ストーリーの内容が分からないと、かなりつまらない作品になってしまいます。

絆を深めるコミュニティ

学生生活部分のメインは、このコミュニティです。

仲間たちや協力者たちとコミュニケーションを深めると、
そのキャラクターのサイドストーリーを見ることができます

さらにランクを最大にすると、強力なペルソナの作成が解放されます。

戦闘メンバーであれば、強力なスキルも解放されていきます。

一周で全キャラクターとコミュニティランクをMAXにすることも可能ですが、
かなり計画的に動く必要があり、難易度の高いやりこみとなっています。

特別な関係にもなれる

絆を深めていく過程で、特定の選択をしていくと、
女性キャラたちと特別な関係恋人)になることも出来ます。

イベントの内容なども変わるので、ぜひ特別な関係を目指してみてください。

ペルソナ解放などに変化はありませんが、
少しだけ艶っぽいイベントを楽しむことが出来ます。

今作では、主人公は男性固定となっており、
女性プレイヤーの方には、少し残念な仕様になっています。

マヨナカテレビ(RPG部分)

この作品もフィールドは存在していません。
テレビの中にある異世界ダンジョンだけが探索できる場所になっています。

単純な構造のダンジョンが10か所ほど用意されていますが、
謎解きのような要素はほとんどありません。

まっすぐボス討伐に向かえば、
1ダンジョン当たり一時間ほどのボリュームになっています。

明確な表示はありませんが、各ダンジョンには攻略期限があり、
期限に間に合わないとゲームオーバーとなります。

RPG部分では、かなりノリが良く耳に残る音楽が使用されています。
ちょっとサントラを買おうかなと思ったほどです。

ナビの久慈川りせやパーティメンバーが喋りまくるので、
戦闘中はかなり賑やかです。
というかちょっとうるさいくらいです…(笑)

バトルシステム

定番のコマンド選択式のバトルで、
敵の弱点を突きダウンさせ、1MOREで続けて行動。
全員をダウンさせ総攻撃
というシリーズ定番のシステムです。

ペルソナ3よりもグラフィックも綺麗になっており、
ノリの良い音楽も相まって、カッコよさがアップしています。

ペルソナ3から大きなシステム変更はないので、
マンネリ感は否めない気がします。

戦闘の難易度も5段階で変更でき、RPGが苦手な方も安心です。
最も簡単なSAFETYにすると、レベルもサクサク上がり非常に快適にプレイできます。

ペルソナシステム

タイトルにもなっているペルソナ。
簡単に言うと、悪魔や神をモチーフにした守護霊的なものです。

基本は一人一体しか扱えませんが、
主人公だけは特別な素質で複数体扱うことが出来ます。

戦闘終了時のシャッフルタイムで手に入る、
ペルソナを切り替えて戦っていきます。

ペルソナには、それぞれ固有の能力やスキルがあり、
これをうまく使って戦闘を進めるわけです。

バトルやダンジョンが単調でも、
ペルソナあることで面白さが出てくる重要なシステムです。

ペルソナ合体

入手したペルソナは、ベルベットルームにて合体をさせることが出来ます。

合体方法は、スタンダードな2体合体や複数合体まであり、
さまざまなペルソナを生み出すことが出来ます。

合体をすることで、強力なペルソナが生まれたり、
スキルを継承できたりとさまざまなメリット
が生まれます。

特殊な組み合わせで作れるペルソナなども隠されているので、
ぜひ探してみましょう。

作成したペルソナを登録しておけるペルソナ全書ですが、
今作より合体時に未登録のペルソナに目印が付くようになりました。

ペルソナスキル

ペルソナにはたくさんのスキルがあります。

このスキルを上手く使うことで、楽に戦闘を進めることが出来ます

合体時の継承やスキルカードを使い、
自分好みのペルソナを作ることが、このシリーズ最大の楽しみ方です。

雑魚殲滅用はこうして…ボス用はこれかなぁ…
などと悩み考えるのが、このゲームで最も楽しいところ。

周回プレイ

シリーズ定番の周回プレイも用意されています。

イベントなど一周では、やり尽くせないボリュームなので、
周回プレイは必須となっています。

今作でも色々な要素を引き継げるのですが、
装備品を引き継げないのは、ちょっと驚きました。

最強装備を揃えても、周回プレイでは集め直しなので注意してください。

ギャラリー要素

テレビをモチーフにしたギャラリー機能もあります。

音楽やムービーのライブラリーが準備されているので、
ゲーム中の思い出をいつでも簡単に振り返ることが出来ます。

ちょっと面白かったのが、江戸川先生の放送教室です。
ペルソナのモチーフになっているユングの心理学を簡単に解説するというもの。

ちょっとした心理学の勉強にもなり、
これを元にペルソナを作ったんだなと感心しました。

テキストのみでかなり長いですが、興味があればぜひ見て頂きたいです。

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残念だった点

大きく残念だった点はないのですが、
構造の単純すぎるダンジョンは少し残念でした。

ペルソナのシステムがあるので、ある程度カバーは出来ていますが、
RPGとしてはどうなの?と結構疑問が残りました。

ペルソナ3・4・5の3作の中では、
最もRPG要素が弱い感じがするところも残念なところです。

音楽やキャラの動作は大きく改善されましたが、
戦闘システムはペルソナ3とほぼ変わらず、
ダンジョンボリュームが減ったのでどうしても貧弱に感じます。

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シリーズファンならオススメ

当たり前ですが、
ペルソナ3と5の間だなと感じさせる作品でした。

ボイスが大量に収録されたイベント部分は良かったのですが、
特に仕掛けもない、単純なダンジョンのRPG部分は物足りなさを感じます。

ペルソナ3よりは、カッコよくなった音楽やキャラですが、
5に比べてしまうとかなり落ちます。

少しだけペルソナ3のネタも出てくるので、
順番通りにプレイするのが一番です。

おもしろネタがガッツリ仕込まれており、個人的にはツボが多かったです。
飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになったネタもありました。

ストーリーの真相究明は面白かったのですが、
攻略サイト無しで真のエンディングにたどり着くのは、
かなり難しそうな気がします。

私は、バッドエンドで一周目をクリアしたあとに、
真のエンディングにたどり着けず攻略サイトを見たのですが、
完全にネタバレしてしまいました。

えっ?なんで??」とはなったのですが、
やっぱり驚きは半減します。

ペルソナ5からプレイしてしまったのでこんな感想になっていますが、
順番通りにプレイすれば、かなりのパワーアップを感じられると思います。

ダウンロード販売のみで売却不可ですが、
価格も1,980円とお手頃価格になっています。

とりあえず菜々子ちゃんが可愛いので、ぜひやってみてくださいね(笑)