「客にコーヒー出しながら話を聞くぅ?」
「絶対つまんねーだろ…」
Nintendo Switchいっせいトライアルのお知らせが届いた私の第一印象です。
せっかく無料で出来るので1時間だけとやってみると、
思わず話の行く末が気になり、一気にクリアしてしまいました。
独特の世界観ながらリアルな物語のノベルゲーム。
コーヒートークのご紹介です。
このレビュー記事は、Nintendo Switch版を基に作成しています。
基本情報
Nintendo Switch パッケージ版
定価超えに注意!パッケージ版の定価は、3,980円です。
Nintendo Switch ダウンロード版
販売メーカー | コーラス・ワールドワイド |
ジャンル | ノベル |
対応機種 | PC(Windows,MacOS) PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch |
発売日 | 2020年1月30日 |
価格 | パッケージ版 3,980円 ダウンロード版 1,600円 |
その他 |
ストーリー
![](https://s-indoor-tec.com/wp-content/uploads/2022/11/Screenshot-2022-11-22-11-18-11-800x450.jpg)
人間をはじめ、エルフやバンパイアなど多様な種族が共存する世界で、
深夜のみ営業するカフェ「コーヒートーク」のバリスタとなって、
来店する客の悩みを聞きながら飲み物を提供していく。
人種の違いや偏見・文化間の差異などの悩みや問題を、
ファンタジーという表現でリアルに再現しています。
ゲームシステム
テキストを読んで進めていくノベルゲーム。
ボイスなどは一切入っていない。
提供した飲み物により、ストーリーが変化していき、
エンディングも変化するマルチエンディングとなっている。
一度エンディングを迎えると、
驚きというか「えっ?どういうこと??」となり、
再度ストーリーを追いたくなるはずです。
2周目は一部セリフが変わっているので、
確認しながら進めるのがオススメです。
飲み物作成
![](https://s-indoor-tec.com/wp-content/uploads/2022/11/Screenshot-2022-11-22-11-21-49-800x450.png)
テキストを読んで、ストーリーを進めていくと、
客が飲み物を注文してくる。
この飲み物作成の効果音がリアルで、
雰囲気の良いBGMも相まって、出てくる飲み物を飲んでみたくなります。
客ごとに注文の仕方はさまざま。
素材を指定してきたり、レシピを直接指定したり、
時には雰囲気で注文してきたりもする。
この飲み物は、ベース・メイン・サブと材料を投入して作成する。
ベース素材は、
- コーヒー
- 抹茶
- 紅茶
- ココア
- ミルク
の5種類。
メインとサブ材料は、
- しょうが
- ミント
- レモン
- はちみつ
- シナモン
の5種類となっている。
材料を重複して使用することも可能。
メインとサブ材料については、順番も関係しているので、
組み合わせは、そこそこ多くなっている。
特定の順番で材料を配合すると、
名前の付いた飲み物を作ることができる。
一度作った特殊な飲み物は、スマートフォン型のメニュー画面に記録される。
ラテアート
![](https://s-indoor-tec.com/wp-content/uploads/2022/11/Screenshot-2022-11-22-13-51-36-800x450.jpg)
カフェラテやカプチーノなど、
ミルクを使った一部の飲み物にはラテアートを描くことが出来ます。
ミルクを注いで、エッチングするのですが、
これがありえないほど激ムズ。
テレビや雑誌などで見るような、美しいラテアートを作るのは至難の技です。
ストーリー中もラテアートを要求される場面がありますが、
センスが無くても、とりあえず書いてあれば大丈夫です。
早送り機能
ストーリー分岐システムで何度か周回することになりますが、
分かっているテキストを読むのも、手動で送るのも面倒ですよね。
このゲームには、テキストの早送り機能が付いています。
この早送り機能が秀逸で、読んでない文章部分だと、
早送りが止まる仕様となっています。
過去のサウンドノベルブーム時代に発売された
ゲームたちにも付いていた機能ですね。
やりこみ要素
ストーリー周回
全てのストーリーやエンディングや見るために、
何度か周回プレイをしましょう。
正しい飲み物を提供して、良いストーリーを見るだけでなく、
あえて間違って、悪い結果も見てみましょう。
2周目以降は、一部のセリフなども変わるので、お見逃しなく。
もちろん、変更点に差し掛かると早送りも止まります。
エンドレスモード
指定された飲み物を提供し続けるエンドレスモードがあります。
制限時間があり、正しく提供できれば増えて、
間違った飲み物を提供すれば減っていきます。
正解し続けると、
飲み物の指定方法がだんだん意地悪になっていきます。
材料指定から始まり、レシピ注文・雰囲気注文と難易度が上がります。
レシピ注文は、メニューで確認すれば良いですが、
見ている間も制限時間が減っていくので、暗記が必須です。
雰囲気注文は、飲み物に設定された
ほっこり感・さっぱり感・甘み・苦みの4つのパラメータを指定してきます。
こちらは素材の特徴まで暗記しておかないと対応できないので、
相当な熟練が必要になっています。
フリーサーブモード
![](https://s-indoor-tec.com/wp-content/uploads/2022/11/Screenshot-2022-11-22-11-21-59-800x450.png)
こちらはやりこみとは違うのですが、
飲み物を制限なく好きなように作れるモードです。
ストーリー進行で、客の指示に従っていればある程度の飲み物が開放されますが、
一部なかなか見つけられないものもあります。
ストーリー中は、5回までしか作り直すことが出来ないので、
そういった飲み物を探すの最適な実験モードですね。
ロード画面で飲み物の画像が表示されるので、
そちらをヒントに色々試してみてください。
実績全解除
![](https://s-indoor-tec.com/wp-content/uploads/2022/11/Screenshot-2022-11-22-12-35-42-800x450.jpg)
このゲームには、特定の目的を達すると開放される実績が用意されています。
全24種類で、ほとんどがストーリー進行で開放されます。
一部は、エンドレスモードなどのプレイが必要になっています。
他にも、ストーリー進行によって開放される、
ギャラリーやコミックも用意されています。
ギャラリーはゲーム中の画像を見ることができ、
コミックは、漫画を読むことが出来ます。
よりストーリーを深く楽しむことができるので、
ぜひ全開放を目指してくださいね。
残念だった点
ストーリーを見たら終わり
残念というか、ノベルゲームの宿命ですね。
一通りのストーリーを見るとプレイしなくなりました。
私は、ゲームにストーリー性を求めていないのですが、
コーヒートークは、最後まで一気にプレイしてしまいました。
ストーリーがどうなるのかという変化への期待と、
雰囲気の良いBGMや効果音は、とても良いところです。
初回で全テキストを読んでも、クリア時間は4時間ほど。
2周目以降は、一度見た部分を早送りで送るので、
30分程度でクリアできるようになります。
分かっている部分をもう一度読む気にはなりませんでした。
ストーリーの分岐やエンディングもそれほど多くないため、
トータル10時間も経たないうちに、プレイしなくなりました。
やりこみ要素のエンドレスモードなども
それほど深いものでは無いので、飽きるのは早いと思います。
Nintendo Switch ONLINEのいっせいトライアル期間で、
十分クリアできたので、私は買うつもりはありません。
続編も予定されていますので、期待はしていますが、
私の好みと合わないジャンルなので、購入は微妙なところです。
購入するのであれば、売却可能なパッケージ版をオススメします。
定価超えに注意!パッケージ版の定価は、3,980円です。
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