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【米作りが熱い】天穂(てんすい)のサクナヒメ【ゲームレビュー】

サクナヒメ タイトル ゲームレビュー
ゲームレビュー

Nintendo Switch版 天穂のサクナヒメのプレイレビューです。

世間の話題になったゲームですが、私はセールのときに買ったきり、
積みゲーとしてホコリを積もらせていました。
(ダウンロード版ですが…)

友人の煽られてプレイしてみると、夢中になりあっという間にクリア。

プレイ時間は30時間ほどですが、
簡単なゲーム紹介と残念だった点を紹介をしています。

このレビュー記事は、Nintendo Switch版を基に作成しています。

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基本情報

販売メーカーえーでるわいす(開発元)
マーベラス
ジャンルアクションRPG+シミュレーション
対応機種Nintendo Switch
PlayStation4
PC
発売日2020年11月12日
価格ベストプライス版 2,980円+税
その他
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ストーリー

天界で両親の財産を食いつぶし、自由奔放に生活してたサクナ。

ある時、天界に迷い込んだ人間たちを追い出そうとしているうち、
主神への献上物を炎上させるという失態を犯す。

罰として鬼のはびこるヒノエ島の調査を命じられる。

侵入した人間たちと共に、泣く泣く島に渡ることとなった。

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ゲームシステム

アクション

サクナヒメ ゲーム画面

達成度に応じてマップが開放されていく方式で、
よくあるタイプの横スクロールアクションです。

時間の概念があり、昼間の敵は弱く、夜間になると非常に強くなります。

スティック(十字キー)とボタンを組み合わせると多彩な技を繰り出せます。
空中コンボなども可能で、操作はそれほど複雑ではありません

結構、ガチャガチャやっているだけで、技がポンポン出てくれます。

ふっとばしが特徴的で、一匹ふっとばすとビリヤードのように、
他の敵も巻き込んで大量に吹っ飛ばせて気持ちが良いです。

羽衣アクション

サクナヒメの特徴的なシステムが、羽衣アクションです。

母より受け継いだ羽衣は、不思議な力を持っており様々なアクションが可能です。

羽衣を天上や壁に放てば、その場所まで一気に移動ができます。

敵に向かって放てば、敵の後ろに回り込むことができます。

羽衣技と呼ばれるスキルもあり、特殊な操作をすることで、
敵を吹き飛ばしたり、弱体化させたりすることができます。

羽衣スキルは、たくさんありますが、
任意の4種類を自由に設定することができます。

武技

武技は、武器を使ったスキルのことです。

強力な技が多いですが、技ゲージを消費するので、連発はできません。

武技はたくさんありますが、その中の4種類を任意で設定することができます。

武技には熟練度があり、使用した分だけレベルが上っていき、
どんどん技が強力になっていきます。

装備品

装備品は、片手武器・両手武器・衣・笠・面と5種類あり、
それぞれ数十種類用意されています。

それぞれ宝箱から手に入れたりもできますが、
一緒に島に来た人間たちに依頼して作り出すのが基本です。

装備品の作成には素材が必要になり、
採集したり敵を倒して集めることになります。

素材は消費しますが、お金(木魄)は消費しません。
木魄(こはく)は、このゲーム内のお金に当たるものの単位です。

真価

各武器には、真価がついている物もあります。

真価とは、一般的な言葉でいうとスキルのことです。

この真価には、初めから解放されているものもあれば、
様々な条件が設定されているものもあります。

枝魂(しこん)

枝魂とは、付け替えが可能なスキルチップのようなものです。

こちらは、作成するのではなく、宝箱から入手したり、
特定の条件を満たすと手に入ります。

こちらも、様々な効果がありますが、
より強力な効果にするには、お金(木魄)が必要になります。

この枝魂のおかげである程度柔軟にカスタマイズが可能で、
私個人的には、ハマるポイントの一つでもあります。

米作りシミュレーション

天穂のサクナヒメ、最大の特徴である米作りの紹介です。

アクションRPGになっていますが、
アクションだけでサクナヒメの能力を伸ばすことはできません。

豊穣神であるサクナヒメは、
米の品質によってステータスが変化していくシステムになっています。

左上に表示されている「格」がレベルを表しています。


キャッチコピーの「米は力だ」を忠実に再現しています。

この米作りですが、世間で話題になるだけあり、
非常にリアルなものとなっています。

リアルとは言ったものの、私は農業をしたことがないので、
どれほどの再現度かはよくわかりません。

時間の概念

サクナヒメのゲームには、時間の概念があります。

春夏秋冬の各季節ごとに3日と分けられていて、
一年で12日に区切られます


米作りには、季節も関係があるため、
時間は非常に重要になってきます。

細かく分けられた工程

簡単に米を作ると言っても、たくさんの工程があります。

サクナヒメでは、この工程のかなりの数を再現しています。
種籾選別・田起こし・田植え・稲架掛け・脱穀などなど…

めんどくさいそうだなと思いますよね?
私も初めはそうでしたが、これが不思議とハマるんです。

ステータスに直結してるからかもしれませんが、
秋に田んぼ一面が黄金色になるとなんとなく幸せな気持ちになります。

私達の主食である米は、こうやって作られているんだなと勉強になりました。

各工程で操作が必要

よくあるシミュレーションでは、素材や方針をコマンドで指示するくらいですが、
サクナヒメの米作りは、自分で実際に操作する必要があります

例えば、田起こしや田植え、脱穀に籾摺りと
操作が必要な場面はいくつもあります。

田植えは、実際に田に入って腰をまげ、
一本一本植えていくところまで再現されています。

その他にも、日々の水量管理や、肥料づくりや散布など
米作りの大変さが体験できます。

農作業にも経験値が設定されているようで、
熟練してくると農技というスキルを習得していきます。

スキルを習得すると、作業が早くなったりどんどん楽になっていきます。

米の成長を決める肥料作り

米作りでは、操作が必要ない期間もありますが、
その間は、肥料を散布して稲の成長を手助けします。

この肥料に、入れられる素材が数多くあり、
様々なステータス変化が起こります。

肥料の素材のほとんどが、アクションパートでしか手に入らないので、
同時にアクションパートも進めていく必要があります。

作業内容で米が変化

米作りの各工程の内容によって、収穫時のお米に様々な変化が現れます。

収穫量が増えたり、品質があがったりと、全ての工程が影響してきます。

ゲーム内で、農書という米作り説明書があり、
それに従って作業すれば、米の仕上がりをある程度操作できます。

米作り自体難しそうに感じるかもしれませんが、
ある程度のお世話をしていれば、ゲーム自体はクリア可能です。

慣れてきたら、色々挑戦してみるのが良いかもしれませんね。

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やりこみ要素

私のオススメのやりこみ要素は2つあります。

アブラムシくん

アブラムシくんを退治するミニゲームです。

ゲーム終盤になると、我が家に居座るココロワヒメに話しかけると、
都へ戻ることができるようになります。

都に戻りカムヒツキ様にアブラムシ退治をお願いされますが、
これを引き受けるとミニゲームが始まります。

ある武技を使うとそれほど難しくないミニゲームですが、
クリア時に強力な枝魂がもらえることがあります。

低確率でもらえるようで、全部集めるのは簡単ではありません。

ちなみに私もコンプリートはしていません…

天返宮

恐らくサクナヒメ最大のやりこみ要素「天返宮

ゲーム序盤にマップの北側にポツンと出現しています。

クリア前は、最大61層までしか入れません。
61層到達もかなり骨が折れるのですが…

なんとゲームクリア後には、300層まで出現します。

5層ごとのボスを倒すと報酬が手に入るのですが、
100層以降だと既存の武器のアップグレード版が手に入ります。

初回確定の武器や枝魂もあれば、ランダムドロップの強力な武器も隠されています。

そう簡単に出るものではなく、最強を求めて何度も周回することになるはずです。

やりこみが好きでない方も、ぜひ300層目指して頑張って欲しいところです。

というのも300層付近で、条件付きではありますが、
武技使い放題になる超強力な武器が出現するからです。

この武器を理解して使うと、戦闘が非常に爽快になること間違いないです。

ぜひ頑張ってみてください。

ちなみに300層のボスは、初見だとめちゃくちゃ強いです。

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残念だった点

米作りが面倒になる

やっぱりここまで細かいと、どうしても面倒になってきますよね。

やらなくても、自動で進行してくれる機能はあります。

しかし、私の性格的な問題で、
収穫の季節です」とか表示されるとどうしても気になります。

クリアまでは全く気にならなかったのですが、
クリア後のやりこみを始めてからめんどくさくなってきました。

一気にステータスMAXにしようかとも思ったのですが、
肥料の素材などは、アクションパートに行かないと手に入らない物が多く、
どうにも集中できない状況になっていました。

アクションパートに集中できない

上記の米作りの存在と、時間の概念がある都合上、
ずっとアクションだけとは行かず、集中できない状況があります。

どちらも無視することが可能なので、私の性格的な問題ですが…

時間の概念は、昼と夜で敵の強さも変化しますが、
ドロップアイテムも変化します。

アイテム集めでずっと夜だけやりたいと思っても、
時間経過で昼になってしまうと、少しやる気を削がれます

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総合的には非常に面白い

なんだかんだ書きましたが、総合的に見て面白かったです。

やりこみ要素もあり、クリア後もやりこみまくっていました。

最後に書いた二つの残念な点も、ちょっと気になったくらいです。

ただ、アクションとシミュレーションという、
全く毛色の違うジャンルが混在しているので、人は選ぶと思います。

2つのジャンルを同時進行しなければならず、
同時進行が苦手な人は、つらいゲームと感じるでしょう。

私は、シミュレーションは好きではなく、ほとんどプレイしません。

それでもプレイできたのは、
シミュレーション部分に操作できる部分が多かったのと、
米作りという聞いたことのないジャンルだったこと
だったと感じています。

ただのコマンドポチポチのシミュレーションだったら、
評価は180度違ったものになっていたと思います。

興味を持ったら、ぜひ手にとってプレイしてみてくださいね。

廉価版も出てますし、ダウンロード版も時々セール価格になっています。